ドコモの「homeでんわ」を契約してみた (3) 開通編
NTTドコモが2022年3月より開始した「homeでんわ」を実際に契約して使ってみました。第3回のレポートでは開通作業と利用してみた感想についてお届けします。
本体と付属品
付属品はACアダプタとセットアップマニュアルや保証書などの書類とSIM取り出しツール(試供品)、モジュラーケーブル(試供品)。また、契約時に発行されたSIMカード(nanoSIM)と電話番号を書いておくシールが付いています。
シールには110番など緊急通報をしたときに相手に通知される番号、つまりhomeでんわを契約したときに発番された携帯電話番号を記入し、電話機などに貼っておきます。
homeでんわの端末本体はおよそ10cmの正方形をしています。高さは4cmほどです。
本体の背面に電源とモジュラージャックの挿し口、SIMカードスロットがあります。
SIMカードスロットはカバーを開けて差し込みます。SIMカードスロットの隣に四角いシール部分があり、USBが搭載されているらしいのですが、説明書には「修理・点検用です。お客様はシールをはがさないでください」と書いてあったのでそっとしておきます。
ACアダプタを挿すと電源が入りますが、開通前はSIMランプが赤く点滅しています。
開通作業
ハガキで事前に連絡のあった開通日の午後にhomeでんわの電源を入れ、家にある固定電話とモジュラージャックで繋いだら作業は完了です。電源を入れて10分くらいはSTATUSランプが青色のまま点滅しています。本体内部のGPSが位置情報を測位しているようで、契約した住所に設置されているかをチェックしているみたいです。
使用できるようになるとSTATUSランプが緑になります。
我が家ではFAX付き電話機のすぐ横にhomeでんわを置いてます。
使用した感想
もともと、固定電話はほとんど使わないので安く固定電話を維持したいということでhomeでんわを契約したので、開通してから1度も電話かかってこないし、掛けることもありません笑
試しに自分のスマートフォンに電話を掛けたり、スマートフォンから固定電話に電話したりしてみましたが、今までの固定電話と変わったことはありませんでした。スマートフォンに着信したときには、ちゃんと自宅の電話番号が表示されています。唯一変わったことといえば、homeでんわ契約時に発番された携帯電話番号に発信すると、自宅の固定電話に着信するという点です。固定電話に090みたいな携帯電話番号が付与されたところで、他人に教えて携帯電話と勘違いされても困るのであまり使い道はなさそうですが。
まとめ
既にひかり電話などのIP電話を契約している人がわざわざ乗り換えるメリットは少ないですが、NTT東西の加入電話を使っていてIP電話にしようか迷っている人、家族でドコモのスマホを使ってる人は利用を検討してみてもいいかもしれません。スマホとのファミリー割引適用で固定電話の基本料金が加入電話に比べて3分の1、初期費用として事務手数料など4,000円掛かりますが、homeでんわの本体は月々サポート適用で実質タダです(2022年4月時点)。
ただし、固定電話をワイヤレスにできるからといって、家の外に固定電話を持ち出して使おうと考えたり、東京の自宅で使ってる(03)の市外局番の電話を大阪で使おうなんてことはできませんのであしからず。