ドコモの「homeでんわ」を契約してみた (1) サービス概要と料金編
NTTドコモが2022年3月より開始した「homeでんわ」を実際に契約して使ってみました。第1回のレポートではhome電話の特徴をお伝えします。
目次
「homeでんわ」とは
一言でいうと、「ドコモの電波(4G/LTE)で固定電話が使えるようになるサービス」です。電話機からモジュラージャックにつながっている電話線を「homeでんわ HP01」に差し替えるだけで、そこから先はドコモの電波に繋がって電話ができるという仕組み。
「homeでんわ」の良いところ
今までの固定電話機や電話番号がそのまま使える
「homeでんわ」に切り替えても電話機やFAXはそのまま使えます。電話番号も変わりません(例外あり)。もちろん、固定電話をもっていない人が新たに契約することも可能。
電話機の置き場所が自由になる
これまではモジュラージャックの近くにしか電話機が置けませんでしたが、「homeでんわ」ならコンセントがあって電波が届く場所であれば家のどこにでも置けます。固定電話ってあまり使わないから部屋の隅っこに…なんてこともできます。
設置工事が不要
設置工事が不要で、開通日が来たら「homeでんわ HP01」と電話機を繋いだら使い始められます。電話番号を引き継ぐ場合は開通に1~2週間かかりますが、手続き中も固定電話は使えます。新しい電話番号で契約する場合は即日開通します。
すでにドコモユーザーなら基本料金がお得
homeでんわもファミリー割引の対象となるため、一番安いプランで月額550円(税込)から使えます。また、ファミリー割引グループ内のスマホとの通話は無料。
「homeでんわ」の注意事項
サービス対象外の地域がある
homeでんわが使える地域は現在拡大中とのことで、まだ使えない地域もあります。契約前にドコモのホームページなどで確認を。
電話番号の引継ぎは加入電話で発番された番号のみ
光電話やIP電話など加入電話以外で作った電話番号は引継ぎできません。
緊急通報では携帯電話番号が通知される
110番や119番などの緊急通報では警察や消防に固定電話番号の代わりにhomeでんわに付与された携帯電話番号が通知されます。
一部発信できない番号、使えないサービスがある
詳しくは、ドコモのホームページでご確認ください。
「homeでんわ」はこんな人におすすめ
- NTT東日本・西日本の加入電話を契約している
- 家の固定電話を無くしたくはないけど、基本料金は安く抑えたい
- ドコモのスマホを使っている
我が家も長年NTTの加入電話を使用してきましたが、実際のところ固定電話で電話を掛けることはほとんどなく、たまに電話が掛かってきたり、FAXが送られてくる程度。毎月約1,800円の基本料金だけを払い続けているような状況でした。
また集合住宅で光回線のインターネットを一括契約していて、プロバイダがオプションでIP電話サービスを提供していますが、TA機器のレンタル料が必要でトータルではさほど安くならなかったので、切り替えに二の足を踏んでいたところでした。そこへ、ドコモからhomeでんわサービスの発表があり、安くて切り替え手続きも簡単そうだったので契約した次第です。
費用・月額料金について
一連の手続きで発生する費用と、月々の利用料金は以下の通り。(金額は税込み)
一時費用
- homeでんわ本体購入代金 17,820円(店頭で支払い*1)
- 契約事務手数料 2,200円(ドコモ初回請求時に支払い)
- 番号継続登録料*2 2,200円(ドコモ初回請求時に支払い)
- 加入電話の利用休止工事費*3 2,200円(NTT西日本へ支払い)
*1 利用料金と合わせて分割支払いも可能
*2 新しい電話番号で契約する場合不要
*3 加入電話を「解約」した場合は不要
月額料金
- homeでんわ ライト*4 1,078円
- homeでんわ セット割*5 ▲528円
- ユニバーサルサービス料 2円
- 電話リレーサービス料*6 1円
- eビリング割引 ▲22円
- 月々サポート ▲495円(36ヶ月間)
- 契約期間の縛りや解約金はなし
*4 ベーシックは2,178円。(無料通話550円分が付いて、すべての付加機能が無料で使える)
*5 セット割は、ファミリー割引グループ内にギガホやギガライト等の料金プラン利用者がいれば適用(ahamoは対象外)。
*6 2022年は4月~9月まで6か月間のみ徴収