ドコモの「homeでんわ」を契約してみた (2) 契約手続き編

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NTTドコモが2022年3月より開始した「homeでんわ」を実際に契約して使ってみました。第2回のレポートでは実際に体験した契約の方法についてお届けします。

契約の流れ

私が実際に契約したときの流れは以下の通りです。現在、家で使用しているNTTの加入電話の電話番号を引き継いで利用したかったので、番号ポータビリティ制度を利用しての新規契約をしました。

申し込み受付は店舗のみ

homeでんわはドコモオンラインショップでは申し込みできず、ドコモショップや家電量販店などの取扱店舗で契約する必要があります。私は家電量販店の携帯電話コーナーで契約しました(「homeでんわ」の本体代金をお店で支払えば家電量販店のポイントが付いてお得なので)。

必要なもの

  • 身分証明書
  • 毎月の利用料金引き落とし口座のキャッシュカードまたはクレジットカード
  • 「homeでんわ HP01」の機器本体代金

ドコモのスマホの契約があり、料金を一括で払うならキャッシュカード等は必要ありません。「homeでんわ HP01」の機器本体代金は17,820円(税込)でした。分割払いにして毎月の利用料金と一緒に支払うこともできます。機器本体は2022年4月現在「月々サポート」の対象であり、毎月495円が最大で36ヶ月間利用料金から割り引かれます。36ヶ月間フルで割引を受ければ機器本体の実質負担は0円です。

使用場所の住所と、利用する電話番号を申告

事前に現在の固定電話の契約内容と、自宅が「homeでんわ」のサービス利用可能エリアであることを確認してからお店に行きましたが、店舗でも使用場所の住所と電話番号を伝え、homeでんわが使えるエリアかどうか、電話番号が番号ポータビリティで引継ぎ可能かを確認があります。

番号ポータビリティ利用後のNTT加入電話の契約についての確認

番号ポータビリティを利用する際、NTT加入電話の解約手続きはドコモ側でやってくれるため、特に自分で手続きする必要はありません。ただし、NTTの加入電話は電話番号がなくなっても必ずしも「解約」とはならず、「利用休止」を選ぶこともできます。利用休止にしておくと、将来NTTの加入電話を再び利用する際に施設設置負担金(初期費用)が不要になります。解約すると再度利用する場合には施設設置負担金の支払いが必要です。利用休止する場合は休止工事費2,200円が必要で、休止期間は最長で10年。申し出をすればさらに延長できますが、申し出なければ10年で自動解約となります。

私の場合、店舗のスタッフさんに「加入権は休止でいいですよね?」って言われたので「はい」って言っちゃいました。施設設置負担金って数万円するはずだし、いざとなれば譲渡もできるので、とりあえず。

dアカウントの作成

homeでんわの契約にはdアカウントが必要なので、店舗のスタッフさんがdアカウントを作ってくれます。この時、連絡用の携帯電話番号を伝え、ネットワーク暗証番号(好きな数字4桁)を登録します。開通日が決まったらここで伝えた携帯電話番号にSMSが届くとのこと(ハガキでも送られてきます)。

私はdアカウントをすでに持っていましたが、1つのdアカウントには1つの電話番号しか紐付けできないため、homeでんわ用に新規で作成する必要があるとのこと。dポイントカードも1枚もらいました。ただ、homeでんわの利用で付くdポイントは、合算することができます。dアカウントにメールアドレスを登録するのは開通の時で良いみたいですが、複数のdアカウントで同じメールアドレスは登録できないため、別のメールアドレスを用意しておく必要があります。

携帯電話番号の払い出しと固定電話番号との紐付け

固定電話をドコモのLTE(4G)ネットワークで使用するために、homeでんわ本体で使うSIMカードを発行してもらいます。SIMカードにはスマホと同様に「070」「080」「090」で始まる携帯電話番号が付きます。

homeでんわは基本的に固定電話の番号(03などの市外局番で始まる電話番号)で受発信ができ、相手にも固定電話番号が通知されるので普段はhomeでんわの携帯電話番号を意識する必要がありませんが、例外として110番や119番などの緊急電話をしたときは警察や消防には携帯電話から掛けているように見え、homeでんわの携帯電話番号が通知されるとのことです。

また、homeでんわサービスではhomeでんわ用に発行されたSIMカードしか使えず、登録した固定電話番号以外で使うことはできません。

重要事項の説明

開通手続きやhomeでんわを使ううえでの説明を、店舗スタッフさんから一通り説明を受けます。

  • 携帯電話の電波を使っているので、電波状況により通話が途切れたり、音質が悪くなることがある。
  • 必ず登録した住所で使うこと(自宅以外でhomeでんわの電源を入れない)。登録した住所以外で使った場合は警告メールが届きサービスが中断される。
  • 110番や119番などの緊急電話では相手に固定電話番号ではなくhomeでんわの携帯電話番号が通知されるので、homeでんわの携帯電話番号が確認できるようにしておく。(電話番号を書いて本体に貼り付けるシールをもらった)

ここまでが店頭での契約手続きです。

開通続き

番号ポータビリティの手続きが完了し、開通日の連絡があったのは店頭で契約してから1週間後。自宅に開通日を知らせるハガキが来ました。そして、実際に開通したのは申し込みから13日後の午後でした。