Fitbitのスマートウォッチで血中酸素濃度(SpO2)を測る

パルスオキシメーターがなくても、Fitbitのスマートウォッチがあれば日々の血中酸素濃度(SpO2)の変化をモニタリングすることができます。

新型コロナ治療でも注目される血中酸素濃度(SpO2)とは

血中酸素濃度(SpO2)とは、血液中にどの程度の酸素が含まれているかを示す値です。新型コロナウィルスに感染し、呼吸器の症状が悪化して血液中の酸素濃度が低下することから、SpO2の値が重要な指標として最近注目されています。一般的にはパルスオキシメーターという機器で測ることができ、自治体によってはコロナに感染した自宅療養者に貸し出しているところもあるようです。

Fitbit versa3やsenseでSpO2を測定する方法

Fitbit versa3やsenseには、このSpO2を測定する機能(Fitbitでは「血中酸素ウェルネス」と呼んでいます)が付いています。測定方法は簡単。スマートウォッチを付けて寝るだけ。特別な操作は必要ありません。寝ている間のSpO2の値を測定し、スマホのFitbitアプリや対応したウォッチフェイス上で表示してくれます。一般的に96%~99%の範囲が正常値と言われており、睡眠時にこの値が低いと睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるとのこと。ちなみに私は毎日96%~97%あたりで推移しています。

日々の健康管理の目安として活用する

Fitbit versa3やsenseは医療機器ではないため、測定値はあくまでも目安です。例えば新型コロナウィルスに感染して自宅療養されている人など、既に健康に問題のある人はパルスオキシメーターを使用することをお勧めします。

測定値が低いからと言ってすぐに病気と判断することはできませんが、毎日測定することでその変化を把握することができますので、健康管理の参考として役立ててみてはいかがでしょうか。