古くなったSMART ICOCA定期券を新しいカードに交換する方法
SMART ICOCA定期券が長年の使用でボロボロになってきたので、先日、新しいICカードに交換してきました。無料で交換してもらえますので、気になる方は是非お試しください。
目次
古くなったICOCAは無料で交換してもらえる
SMART ICOCAは2006年にJR西日本の関西エリアで導入された交通系ICカード。従来のICOCAが持つ機能に加え、紐づけたクレジットカードからキャッシュレスでチャージできるクイックチャージ機能が付いているのが特徴。私はサービス開始当初から利用していたので、だいたい15年ほど利用しています。
ずっと同じICカードを利用していると、券面の定期券区間の印字が消えて読めなくなってしまうことがあります。印字が消えてしまっても定期券として問題なく使用することは可能ですし、駅員に申し出れば印字し直してもらうことも可能です。
ただ、私のように15年近くも同じICカードを使用し、ICカードの表面のコーティングがボロボロになってしまうと、定期券の更新時に印字された文字が既に薄かったり、数日で印字が消えてしまうようになります。そのような状態になれば、交換してもらうことをおススメします。
交換しないまま使い続けるデメリット
定期券の有効期限を失念する
定期券の情報は電子的に記録されているため、カードの表面の印字が消えてしまっても定期券としては問題なく使用できます。ただ、人間の目で定期券の有効期限を確認することができなくなるので、「あれ?この定期っていつまでだったっけ?」となってしまいます。期限まで2週間を切ると、改札を通過するときに改札機のディスプレイに期限が表示されるようになるので、気が付いたら期限が迫っていた、なんてことも。
振替輸送のときに面倒
JRが事故などで不通になると他社線に振替乗車ができるのですが、その際は他社の改札で振替輸送先の駅員にJRの定期券を見せて乗車することになります。このとき、券面の定期券区間が消えていたり、読みづらくなっていたりすると乗車できない場合があります。
ICカードが読めなくなる
ボロボロのICカードは全体的に劣化が進んでいるので、カード内部のICチップもあると急に読めなくなるかもしれません。突然改札が通れなくなる前に、交換しておくことがおすすめです。
交換のしかた
みどりの窓口で交換を申し出る
有人のみどりの窓口で、「SMART ICOCAがボロボロになったので交換して欲しい」と申し出ます。
再発行申込書に必要事項を記入して、再発行登録票兼特別乗車証を受け取る
再発行申込書の記入を求められますので、氏名・生年月日・連絡先の電話番号を記入し、古くなったSMART ICOCAと一緒に提出します。SMART ICOCAは窓口の機械で利用停止の処理が行なわれた後、再発行登録票兼特別乗車証と一緒に一旦返却されます。手数料などはかからず無料です。
翌日以降に新しいICカードを受け取る
新しいSMART ICOCAは、翌日以降にみどりの窓口で再発行登録票兼特別乗車証を提示して受け取ります。
交換時の注意事項
交換を申し出たその場で新しいSMART ICOCAには交換してもらえず、翌日以降にもう一度みどりの窓口へ取りに行く必要があります。
新しいSMART ICOCAを受け取るまでに定期券を利用する場合は、自動改札機を利用せず、駅員のいる改札で古いSMART ICOCAとみどりの窓口でもらった再発行登録票兼特別乗車証を提示します。
古いSMART ICOCAにチャージした電子マネーの残額が残っている場合、新しいSMART ICOCAを受け取るまでは電子マネーの残高は利用できません。電子マネーの残高は新しいSMART ICOCAに引き継がれます。
交換のためにみどりの窓口へ2回行く必要があるため、普段利用する駅にみどりの窓口がない場合は面倒ですが、時間に余裕があるときに手続きしてみてください。なお、普通のICOCAについても、同様の手順で交換できます。